小林楠奈

〔教授紹介〕人文社会科学部総合法律コース池田弘乃先生にお話を伺いました!

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皆さんこんにちは!

今回YUM!は人文社会科学部5コースのうちのひとつである総合法律コース池田弘乃先生に取材を行いました!

 

YUM!:先生の研究分野を教えてください。

池田: 研究分野は法哲学で、法制度に関連する哲学的な問題を研究しています。

YUM! 先生は主にフェミニズムやSOGIに関する研究をされているとのことでしたが、その内容に関して詳しく教えてください。

池田:ジェンダー・セクシュアリティと法制度の関わりということで、男女の差別と平等と、性的マイノリティにおける差別と平等、それに関わる法制度がこれからどうあるべきなのか、が一番の関心の中心です。

 

YUM! 法哲学やジェンダー論を研究しようと思ったきっかけを教えてください。

池田:きっかけは、大学の時に法哲学の授業を受けて面白かったというのが出会いでした。そんなに大きなきっかけではないですが、そこで法哲学の先生に出会ってすごく魅力的な内容だったので、自分もこういうことについて考えてみたいなと思ったのがきっかけですね。

 

YUM!:ジェンダーやセクシュアリティの分野についてはなぜ興味を持たれたのですか?

池田:ジェンダー・セクシュアリティについては、正直なところ全然関心がありませんでした。学部生の頃は法律学の勉強ばかりしていたので。ですが、ある時文学部の授業をのぞいたら、ジェンダーの講義をしていてそれがすごく面白かったのです。しかも、今まで自分が考えたこともなかった話だったのでそこから関心を持つようになりました。

 

YUM! 関心があるものは様々あったと思いますが、なぜジェンダーに進もうと思ったのですか?

池田:ほとんどのことについてなぜかと言われれば、わからないですけど、気がついたらこうなっていました。突き動かされるように興味を持ったのですね。でもジェンダーが切実な問題だったというのはあると思います。入口としてはジェンダーだったけど、マイノリティにおける差別というのが自分にとって切実な問題関心だからです。私の場合は特にジェンダーとセクシュアリティについて研究していますが、そもそもマジョリティとマイノリティの区別はなぜなされるのか、そこに法制度はどう関わってくるのかということについては一貫した関心があります。

 

YUM! 法哲学の分野でジェンダー・セクシュアリティ・マイノリティの研究を進める中で大変だったことや、やりがいはなんですか?

池田:大変だったことは20年前、ちょうど私が大学院生だった頃、それは学問のテーマではないという人もいたことです。法哲学は正直何をやってもいい分野ですが、法学というのは歴史の蓄積もあって、ジェンダー・セクシュアリティの問題が重要であるという人もいれば、重要ではないという人もいらっしゃいました。私が大学院生だったときは、教員レベルでそういうことを教えたりゼミを設けたりということはまだほとんどなかったので、同年代の大学院生で研究会を作って勉強しました。都内の大学を横断して、いろいろ誘ってもらったりして勉強していました。それがとても面白かったです。

大量の本に囲まれる池田先生

 

YUM!: 池田先生のもとで学生はどのようなことを学べますか?

池田:私は一応総合法律コースに所属していますが、他の法律科目というのは基本的に現在の法制度はこうなっていて、具体的にこういう事件が起こった時にはどうやって適切な解決を導いていくか、という解釈を考えていくものです。これはもちろん非常に重要な作業で、法律学の主たる任務はそこにあります。でも私が行っているのはそれの前提である、今の実定法や確立した法令や判例が本当にそれで良いのかどうかという点ついて考えていくことです。

 

YUM! ゼミではどのようなことを行っていますか?

池田:まずは法哲学に関する文献を丁寧に読みます。これはすごく伝統的なスタイルで、本を読んできてその内容について議論するというのが中心です。その上で、各自が自分の興味のあるテーマを見つけて卒論を書きます。

 

YUM! 池田先生は学生時代どんな学生でしたか?

池田:お笑いが好きなので、コントや落語を見まくっていました。バナナマンがまだ売れる前で小さな劇場まで見に行ったり、落語だと立川談志(たてかわ だんし)がまだ生きていたので独演会に行ったりしていました。

 

YUM! 勉強の方はどうでしたか?

池田:最初は司法試験を受けようかなと思っていましたが、自分には向いていないと思って受けませんでした。法学部だったけど、文学や哲学も面白いと思っていました。法律学に関しては、最初はつまらない分野だと思っていましたが、大学院に入ってようやく面白いと思いはじめました。

 

YUM! 池田先生の研究室にはたくさんの本がありますが、学生時代から本は好きでしたか?

池田:本を読むこと自体は好きでした。いい言葉があります。ジャネット・ウィンターソンという小説家の言葉なのですが、「本を集めるっていうのは一つの執着であり仕事であり、病気であり中毒であり魅惑であり愚かさであり運命だ。これは趣味ではない。そうしている人はそうせざるを得ないのだ。」という言葉があります。これは、私もそうだなって思っていましたけど、本を集めることは一種の中毒でもあり、運命でもあり趣味でもあります。

池田先生から学生に向けてのメッセージ↷

 

 

教員情報↷

池田 弘乃(IKEDA Hirono)

コース:総合法律コース
メールアドレス:h-ikeda@human.kj.yamagata-u.ac.jp
ホームページ:山形大学人文社会科学部教員紹介ページ

https://www-hs.yamagata-u.ac.jp/faculty/teacher/cl/teacher_8/

専門領域:法哲学

※以上は山形大学HPからの引用です

 

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