皆さんこんにちは!
YUMからお知らせです。
2月2日(水)~2月6日(日)にかけて、山形大学地域教育文化学部文化創生コースの学生による作品展覧会「卒業研究作品展2022」が開催されます。
今回は展示する作品を制作した学生を代表して、地域教育文化学部4年生の小関偲帆里(しおり)さん、岡崎真奈さんのお2人にお話を伺いました。
YUM!)今回の卒業展覧会について教えてください。
小関) 今回山形大学地域教育文化創生コースで美術を専攻している学生のうち11名の4年生を集い、卒業研究作品展覧会2022を開催させていただきます。展覧会では絵画、彫刻、イラストレーションなどの作品を展示したり、パネルを展示したりと様々な方法で作品を180点展示する予定です。
そして今年のポスターは、デザイン専攻の学生が制作を担当しました。11人の学生をそれぞれキャラクター化したもので、メンバー各々が卒業研究を通して成長し、一丸となって展覧会を作り上げるという意味が込められています。
メンバーの中には、もともと美術ではなくスポーツや心理を専攻していた者もいます。そういった他の分野から学びを重ねてきた学生も11人に含まれているので、4年間で培った様々な知識や技能が詰まった展覧会になっています。ですので、作品からそれぞれの学びや個性を感じ取っていただけたらと思っております。
YUM!)制作にあたって苦労したことを教えてください。
岡崎) 苦労したことは、新型コロナの影響でキャンパス内に入れず、なかなか制作の計画がうまくいかなかったことです。
小関) 私も同じような感じです。以前は、私も含めほとんどの学生がアトリエで作業していましたが、コロナの影響で大学に入れない間は自宅で作業をするしかありませんでした。ですが、やはり雰囲気も違いますし、モチベーションが下がってしまいスムーズにいかなかったこともしばしばありました。
YUM!)岡崎さんと小関さんの作品について、ご説明をお願いします。
岡崎) 私は家族の日常を研究テーマに油絵を描いており、今回の作品は自宅で飼っている猫を主題としました。これは、たまたまカメラ目線をしてくれた写真をもとに描いています。猫がこちらを見る目に吸い込まれそうな雰囲気や、私に何を伝えているのかといった猫の感情を想像できるような作品にしました。
YUM!)ちなみにどのような感情なのでしょうかね。
岡崎)分かりませんが、「あざとい感じ」といえばよいでしょうか。猫から醸し出される独特なあざとさを表現するために工夫しました。
小関) 私は、研究テーマである「生命観」、「生を感じられる絵画表現」を作品にしました。私は動物が好きなので、初めから動物を主題にして制作に取り掛かりました。最初はただリアルな描写を追及することで「生」を表現しようとしていたのですが、試行錯誤の中で、絵画でしかできない表現の仕方を取り入れようという考えに至りました。結果、背景にピンクや緑、水色など入れ、かつリアリティあふれる絵画に仕上がるよう工夫を凝らしました。
YUM!)読者のみなさんに向けて、メッセージをお願いします。
小関) 私たちは「どのような考えや想いを作品に落とし込むか」ということを自分自身と向き合いながら制作活動をしてきました。この度の展覧会は、そのような過程を多くの方々に伝えられる場だと思っておりますので、ぜひ作品を通じて11人それぞれの個性を感じていただきたいです。
岡崎) 今回の卒展開催に向けて1年前くらいから計画をしてきたので、多くの方々に楽しんでいただけると嬉しいなと思います。
また、今回の卒展ではギャラリートークがない代わりに、随時SNSで当日卒展に参加している学生を伝えていきます。作品について質問等ございましたら、当日展覧会に参加している学生にいつでも気軽にお声がけください!
作品に対するこだわり、そして卒展への意気込みをたっぷり伺うことができました!
現在、山形大学卒展2022のSNSアカウントにて、展示内容の紹介や開催日までのカウントダウンなど卒展に向けて情報発信をしているとのこと。
ぜひチェックしてみてください!
【開催情報】
日時:2月2日(水)~2月6日(日) 10時~17時(最終日:2月6日は15時まで)
場所:山形美術館 第3展示室東側
入場料:無料
【SNSアカウント】
Twitter⇒ https://twitter.com/yamadai_sotuten?s=11
Instagram⇒https://instagram.com/yamadai_sotuten?utm_medium=copy_link
2023年4月24日
2023年4月18日