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学長特別講演会シリーズ第7回「東北の文化力とイノベーション」

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平成29年1月17日(火)に

文部科学省顧問、前パリ日本文化会館館長の竹内佐和子氏をお迎えして講演会が行われました。

「東北の文化力とイノベーション」をテーマとしてご講演していただきました。

 

竹内氏は

・東北の文化力

・世界に通用する大学のあり方

・異なる文化への理解と緊張感を持つこと

の3点をキーワードに語って下さいました。

 

☆東北の文化力

突然ですが、皆さんは外国人に「東北とは何ですか」と尋ねられたら何と説明しますか?

「日本の東側にある地方」でしょうか。外国人に日本の東側と言うと太平洋ではないのかと思う人もいるのではないでしょうか。

竹内氏によると世界からみた東北とは何かを説明するのは難しいと言います。

それは、東北がまだまだ世界に出ていないからなのかもしれません。

 

東北をもっと世界に広めるために、東北の文化をもっと世界に発信する必要があります。

IMG_2434

 

それでは、東北の文化を世界に発信するためにはどうしたらいいのでしょうか。

それは他の地方にはない、東北ならではの文化を伝えていかないと世界には通用しません。

日本全体の文化と東北の文化の違いをどう説明するかが大事なのです。

 

☆世界に通用する大学のあり方

今の日本は外国から見ると鎖国しているように見えるそうです。

なぜなら、若い人が日本から出てこない、留学生が来ない現状にあるからです。

もっと世界に出て行く必要があります。

しかし日本は多言語を話せる人が少ないです。

ヨーロッパでは母国語以外に2つ以上の言語を話すことは当たり前だそうです。

ですから、まずは英語以外の言語を話せる人、多言語を話せる人を育てる必要があります。

 

多言語を話せるようになったらもっと世界に出て行き、国内のニュースでは知る事の出来ない世界の問題を自分で見に行くべきです。

 

また、大学が人と違うことをする

山形大学は何やってるの!?ぐらいのことをやらないと注目を集めることはできません。

 

このことを踏まえると、基礎から離れて自由に考える人材を育てることもポイントになってきます。

 

☆異なる文化への理解と緊張感を持つこと

日本人はどこの学校を卒業したかとよく聞きます。つまり、学歴を重視する傾向にあります。

フランスではどこの学校を卒業したのか聞きません。どういう考え方を持った方なのか

ということが重視されます。

相手に自分を理解してもらうためには、自分の意見を主張しなければなりません

反対に、自分も相手を理解しなければならならず、

そのためには相手にオープンに接し、相手の悩み、問題を理解することが大切です。

知らんぷりしないで相手を気にかける姿勢を持つようにしましょう。

 

IMG_2442

 

竹内氏からたくさん大事なことを学びましたが、まず私たち学生が出来ることは

・英語以外の言語も積極的に学ぶ

・自分の意見を積極的に主張するように意識する

・困っていたり悩んでいる友達がいたら知らんぷりしないで気にかける

この3つだと思います。

 

IMG_2444

 

 

講演中に出た質問についてもいくつか紹介します。

 

 

Q.学生としてどのような考えを持った人間になればいいのか、

軸を持った人間を育てるにはどうしたらいいのか。

 

 

A.毎日の積み重ねが大事。人の意見を聞き回るというような

従来の考え方をしたり、過去の事ばかり勉強するのではなく

未来の事を考えるくせをつける。

また常に疑問を持つ事が大事。

疑問に対しては時間をかけてあきらめないで取り組む

事が重要である。

 

 

Q.外国人の方に伝統文化に興味を持ってもらうにはどうしたら良いか。

 

 

A.伝統技術を扱っている現場に実際来ていただく等の方法があるが、

問題となるのは来ない人にどう伝えるのかという事。

日本が良いもの、デザインにおいてこれまでない

新しいやり方ををもっと外に発信しなければならない。

 

 

今回の講演を通して自分はまだまだ現状に甘えているなと感じました。

とりあえずやってみようという精神が大事なのかもしれません。

最後まで記事に目を通していただきありがとうございました(^^)

 

 

 

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