どうなる、どうする、日本の食シンポジウム
『広がれ「弁当の日」in Ymamagata』行って参りました★
食事を作る事の大変さ、一緒に食べる事の楽しさ、そして食への感謝などの「食事」について「学び、考え、行動する」をきっかけづくり、特に、「食べることは生きること」「『弁当の日』を通じた子どもたちの学びや成長」「作れることの大切さ」の発信を目的として催されました。
当日の雨が降ったりやんだりの天候にも関わらず、小白川体育館の中には大学生、社会人、主婦の方などたくさんの人が集まっていました。
シンポジウムは13時からなので、その前に学食へ。
この日は弁当の日に合わせて特別メニューがありました。
こちらから揚げ定食と、鯖のみそに定食です。 それぞれ450円♪弁当の日だからみんなお弁当持参なのかと思いきや・・・学食は満席でした★ そしてシンポジウムへ。 西日本新聞社編集委員長の佐藤弘さん、講師は内田美智子さん、前香川綾上中学校校長の竹下和男さん。 三人のそれぞれの視点から食についての話が進まれました。 佐藤さんのお話の中に4人の大学生の6日分の食事のスライドがありました。連日朝食なし夜は居酒屋、毎食飲み物はコーラ、お昼はマフィン1つ・・・・・どの学生の食事も大多数の人が思い浮かべるバランスのとれた食事とはかけ離れていました。周りの主婦の方は『あれでお腹がいっぱいになるのかしら?』『だめだわ~』などと口にしていました。これが例外ではなく、たくさん学生の食事がそのようなものだそうです。もし自分の食事があのスライドに写ったら、第三者の目からはバランスの悪い食事と思われるのと内心焦りました。 助産師の内田さんの話は涙を誘われました。今までまともに食事を作った事のない母親があることをきっかけにお弁当を作りは始めることを決意。次女は左手が不自由なのだがお手伝いを始めそれが次第に姉、父親と広がっていく。今では子ども2人だけで夕食を作ったりということもあり、夕食時の会話も増えたそうです。母親の一つの決意が家族の絆を強めた心温まる話でした。 始終笑いありの話をしていたのが竹下さん。実際の小学校のお弁当の日の様子をたくさんの写真とともに、話してくれました。お弁当を子供が作り始めると子どもはいろいろなことが見えてきます。食べ物への感謝、弁当を作ってくれる両親への感謝、食べ物が自分の弁当に至るまでに関わった人への感謝。また自分の子供が弁当を作る姿を見て、母親も一緒に成長する。このように連鎖的にたくさんのことがあり、だからお弁当作りを勧めているとおっしゃっていました。スライドで小学生5・6年生が作ったお弁当はとてもカラフルで美味しそうでした。 『食事がいのちにつながっていく』 もっと食事を大切にしていこうと思います。まずは弁当作りから^^
2023年2月17日
2022年3月4日